B1新潟アルビレックスBBの21年は勝利で始まった。京都に88-64と今季最大得点差で勝利。

メインアリーナのアオーレ長岡では10月4日、開幕カード横浜戦の2戦目(80○75)以来の白星になった。12-14と2点ビハインドで迎えた第2クオーター(Q)、27得点で10失点と攻守がかみ合って逆転に成功。後半もその流れで押し切った。

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白星をもぎ取った。新潟は今季最大得点差の24点差をつけ、失点も今季最少の64点に抑えた。第2Q、序盤にSG佐藤公威(36)、SG柏倉哲平(25)らのシュートで18-14と逆転。中盤以降はSFロスコ・アレン(27)、PFアレン・ダーラム(32)が果敢にインサイドを攻めてスコアを伸ばす。佐藤、SF池田雄一(37)は堅い守備を披露。その流れは後半も続き、第3Qは30得点の猛攻で一時は32点差をつけた。課題のリバウンドの合計も46対25と圧倒した。

この日はチーム創設20周年記念試合で初年度の00-01年に使用した復刻版ユニホームでプレーした。京都は12月の川崎戦で2連勝など東地区上位チームと好勝負を演じ、勢いを維持していた。「チャレンジャーの気持ちで行く」とPG五十嵐圭(40)。前回アウェーの対戦では1勝1敗だったが、がむしゃらに臨んだ。

前節、20年最終カードの信州戦(12月26、27日、アオーレ長岡)は67-76、73-76で連敗。立て直しが急務だった。福田将吾監督(36)は「守備とリバウンドにフォーカスした」と試合形式の練習で守備の動きをチェック。リバウンドの徹底を促した。

アオーレ長岡では10月4日、開幕2戦目・横浜戦以来の勝利。SF池田雄一主将は「勝つ姿を見せないと」。大勝で思いを果たし、地元ファンに白星をささげた。【斎藤慎一郎】

 

新潟SG佐藤公威「相手外国人選手に思い通りにプレーさせないよう、守備をした。チーム全体としていい守備の時間が長かった」

新潟SFロスコ・アレン「第1Qを終えて個人としてもチームとしても相手のどこを攻めればいいか分かった。以降はアグレッシブにいった」