女性問題で昨年末まで活動停止を受けた競泳男子の瀬戸大也(26)が、ジャパン・オープン(2月4~7日、東京アクアティクスセンター)にエントリーしたことが8日、分かった。種目は200メートル、400メートルの個人メドレー、200メートルバタフライの3つ。最初のレースは、大会第2日の2月4日に行われる本命の400メートル個人メドレー。出場すれば、昨年9月13日埼玉屋外AG大会以来144日ぶりの復帰レースになる。

瀬戸は、昨年9月に女性問題が報道されて「本当に申し訳ありませんでした」と謝罪。日本水連から「年内活動停止」の処分を受けた。出場予定だった同10月の日本短水路選手権、国際競泳リーグ(ISL、ブダペスト)、同12月の日本選手権は不出場となって、個人練習の日々を送ることになった。今年1月1日に処分が明けたことで、復帰レースとしてジャパンオープンを選択。五輪本番会場で行われる大会で、再出発することになった。

エントリーした3種目は、19年世界選手権ですべてメダルを獲得している。個人メドレー2冠、200メートルバタフライは銀メダルだった。この結果により、個人メドレー2種目で五輪代表に内定しているが、200メートルバタフライは4月3日開幕の日本選手権(東京アクアティクスセンター)の「一発勝負」で代表権を狙う種目になっている。瀬戸にとって五輪を見据えた3種目にエントリーしており、仕上がりに注目が集まる。