木下アカデミー所属、今季の全日本選手権で6位に入った河辺愛菜(京都)は3位だった。

左のすねを痛め、前週の全国高校選手権(インターハイ=長野)を欠場したこともあり、冒頭の大技トリプルアクセル(3回転半)は回避したが、ダブルアクセル(2回転半)や3回転ルッツ-3回転トーループの2連続やダブルアクセル-3回転トーループ-2回転トーループの3連続などを大きなミスなく跳んだ。

「終わった直後はすごく安心していたんですけど、思ったより点数が出なかったので悔しかったです」とショートプログラム(SP)の3位から順位を上げることはできず。それでも「(病み上がりで)練習の時よりは、いい演技ができたので今日は良かった。ステップやスピンがまだまだ練習不足だと感じたので頑張りたい」と振り返った。

今季は表現力を磨いてきた。「そこは少しは良くなったかなと思うけど、シニアの上位の皆さんとは差がある。もっと近づけるように」と意識を高め、来季のジャンプについては「足の状態にもよるんですけど、4回転の練習をしたい。アクセル(3回転半)の確率を上げて本数を増やすことも大事なんですけど、今は4回転を。種類はサルコーかトーループです。どちらも一緒くらいの出来なので同じくらい上達させられれば。シーズン中に1回、回転は全然足りなかったんですけど、サルコーを着氷したことはあります」と現在の状況と目標を語った。