16年リオデジャネイロ・オリンピック(五輪)競泳男子400メートル個人メドレー金メダル萩野公介(26=ブリヂストン)が、代表選考を兼ねた日本選手権(4月、東京アクアティクスセンター)で同種目を回避する可能性が7日、浮上した。

萩野を指導する平井コーチが「(同種目が)負担になっていることは事実。積極的に臨める種目を選ばないと好結果につながらない」と話した。今後の話し合いによるが、200メートルに専念した場合、400メートルでの五輪連覇はなくなる。

萩野はジャパンオープンで個人メドレー2種目に出場。400メートルは6位、200メートルは優勝だった。リオ五輪金の400メートルは「ディフェンディングチャンピオン」になるが、同五輪銀の200メートルは「チャレンジャー」として臨める。平井コーチは「自信満々でスタート台に立つことができるかどうか。泳ぐのは萩野自身。本人と話し合いたい」と話した。