前日に兄妹対決を制した中部電力の松村千秋(28)が、親子対決に快勝した。コンサドーレの谷田康真とのコンビで、父保(59)と母なぎさ(60)がペアを組む軽井沢CCを8-1で下し、C組で開幕4連勝。大会連覇を果たせば来年の北京オリンピック(五輪)代表となる権利を手にする。B組では前日に頭部を打って欠場した両角友佑(TM軽井沢)が元気に復帰し、北沢育恵(中部電力)とのコンビで勝利を挙げた。

親子対決を制した松村は「両親と真剣勝負ができて楽しかった」と笑顔で振り返った。途中からリードを広げる展開となったものの、巧みなドローショットを繰り出す相手に手を焼くシーンも。「父も母もうまくて、自分たちがついていけないところもあった」とたたえた。一方、敗れた父の保は「疲れたなあという感じ」と苦笑い。2年連続出場となるが前年は直接対戦がなく、「やっとできた」。26日には息子の雄太のペアとの対戦も組まれており、母なぎさは「胸を借りたいと思います」。連日の全力プレーを誓った。