アスリートがセカンドキャリアを考える講座「アスリートキャリアオーナーシップアカデミー」が8日、オンライン形式で行われた。同アカデミーアンバサダーで柔道五輪3連覇の野村忠宏氏(46)が参加した。

野村氏は、自身の引退後について「変わらなきゃいけない、と思った。柔道どっぷりじゃだめだ。五輪3連覇はしたが、それはたかだか柔道でのことだと思っています。トライアンドエラーで成長しています」と実体験を語った。「アスリートが現役時代にやっていることは、考え方の変換で(ビジネスの世界でも)生かせる。でも生かし方を知らない面がある」として、自分の考えを言語化することが重要性だと説明。その上で「私も今やっと経験したこと、興味があることがビジネスの世界で生かしていけそうな感覚がある。自分で切り開く、自分でつかみにいく。それはスポーツも人生も同じだと思います」とした。

同アカデミーは、スポーツビジネスの採用・転職支援を行う「HALF TIME」と総合人材サービス「パーソル」が共同で行っており、野村氏の他に、競泳北島康介氏、サッカー元日本代表鈴木啓太氏がアンバサダーに就任している。