将来有望な小6の島田麻央(12=木下アカデミー)が4回転トーループに挑戦した。クオーター着氷(4分の1回転不足および同未満)で出来栄え点がマイナスとなったが、冒頭に大技を組み込んだ。91・41点で2位。同じ木下アカデミーの村上遥奈(12)が、92・70点でトップとなった。

島田は20年11月、1つ上のカテゴリーの国内最高峰大会である全日本ジュニア選手権に出場。愛知・中京大中京高1年の松生理乃(16)、京都・宇治中3年の吉田陽菜(15=木下アカデミー)に続く3位に入った。ノービスA(6月30日時点で満11~12歳)の選手が表彰台に立ったのは安藤美姫さん以来、20年ぶりだった。

母の歩さんが浅田真央さんの大ファンで名を授かり、5歳から競技を始めた。20年2月に拠点を東京から京都に移し、浜田美栄コーチらの指導を受けながらトリプルアクセル(3回転半)、4回転など高難度ジャンプにも取り組んでいる。