白血病から復帰した池江璃花子(20=ルネサンス)が53秒98で優勝し、400メートルリレーでも東京五輪出場権を手にした。個人の派遣標準記録53秒31には届かなかったものの、リレーの派遣記録を突破した。

2位の酒井夏海(スウィン美園)、3位の五十嵐千尋(T&G)、4位の大本里佳(ANAイトマン)と4人での代表入りが内定した。

レース後の4人のコメントは以下の通り。

池江「ありがとうございました。53秒台を出せたのはうれしいんですけど、もう少し出したかったのが正直な気持ち。ホントにギリギリではあるんですけど、新しいチームを組むことができて、とてもうれしいです」

跳び上がって喜んでいた酒井「ホントとにかく、この100メートル自由形に懸けていたので。もうホントにホッとしてます。自己ベストです。ラスト10メートルきつかったんですけど、どうしても代表権を取りたい気持ちがすごく強かったので。頑張れたかなと思います」

五十嵐「(800メートルリレーに続く代表に)まずは池江戦が戻ってきてくれて、あとは4人全員が協力して派遣記録を切れたことをうれしく思います。ハイレベルな争いになっていたので、全員が53秒台を狙って。世界に挑戦したいなと思います」

大本「(個人メドレーの悔しさを胸に)もう、自分には自由形しかないと思って。全力で泳ぎました。ホントに今までの感謝をお伝えできるように、53秒台を必ず出せるように頑張りたいと思います」