入江陵介(31=イトマン東進)が24秒90で優勝し、100メートル、200メートルに続く今大会の背泳ぎ3冠を達成した。

2位は細川公平(東洋大)、3位は古賀淳也(スウィンSS)、4位は男子50メートルバラフライで日本新記録を出したばかりの川本武史(TOYOTA)だった。

レース後、入江は「ベストまで少し足りなかったくらい。24秒は驚いた。浮き上がりバタついた。50メートルは練習していないので。なのに24秒台が出たことは、練習が身についているということ。これを100メートルにどう生かしていくか。前半5秒8だと世界に遅れてしまう。5秒6で入ることを目標にやりたい。あくまで自分は後半の選手なので」と振り返った。

以下、一問一答。

-海外に出られず例年と違う調整になった

ちょっとまだ疲れがあるかなという感じ。今後、どう体のシンからリラックスできるか。練習は東京の所属でやっていたので。普段は合宿で強化してきたけど、東京でメリハリつけられなかった部分はある。今後は代表チームで動くこともあるので、世界基準の選手たちと頑張りたい。

-背泳ぎ3冠。やめる必要はないのでは

ホント自分自身、分かんないのが本音で。ねえ(笑い)。50にはフォーカスしていなかったし、これでは派遣標準を切れないと思うけど。でも、50であまり世界選手権とか出たことないし、200をやめたとしても50をやるとか。あとは背泳ぎばかりだったので、最後はいろんな種目も泳ぎたいなあ、とか。2個メ(200メートル個人メドレー)とか昔やってたので、やりたいなあとも思います。

-東京五輪代表選手団の最年長として

4大会連続で出させていただく立場。今回の代表はフレッシュで。日本代表自体が初めての選手がいる。(平泳ぎの佐藤)翔馬なんて、ずっといるようなかんじですけど、初の初。代表の雰囲気に慣れない選手も出てくると思うので、若い選手が堂々と臨めるように頑張りたい。

-今後の予定は

競技会はジャパンオープンがあると思うので。海外の大会には出られないし。国内で1人の練習になってしまうので。でもマンツーマンの選手も多いし、みんなで盛り上げながら練習もできると思うので。工夫できたら。