躍進の裏に「大乱闘スマッシュブラザーズ」で深めた絆あり!? 

フィギュアスケート、ペアの三浦璃来(19)、木原龍一(28)組(木下グループ)が18日、世界国別対抗戦のエキシビション前に会場の丸善インテックアリーナ大阪でオンライン取材に臨んだ。前日17日のフリーは3位。3月の世界選手権(ストックホルム)では10位となり、日本の22年北京オリンピック(五輪)出場枠をつかんだ。

和やかな雰囲気となったこの日の取材で、木原は「(ニンテンドー)スイッチのスマッシュブラザーズでよく対戦して、僕は真剣にやっているわけじゃないけれど、あまり三浦選手が強くないので、ボコボコにしていました。機嫌が悪くなるので、最後に手を抜いたり…」とニヤリ。練習拠点を置くカナダでの、リンク外の交流を明かした。

主な一問一答は以下の通り。

-今季は数少ない試合で、素晴らしい結果を残した

木原 正直、昨季はエレメンツに自信はあったけれど、世界に通用する自信はなかった。今季は2試合終えて「自分たちがやってきたことが正しかったんだ」と2人の自信につながりました。ただ、細かいミスが出てしまう。100%(を試合で)出せないと、さらに上位には食い込めない。

三浦 私たちにとって辛い時期で、日本にも(約1年3カ月)帰れなかった。たくさんの壁を乗り越えて、信頼感が高まった。練習でできたことを、いつでもどこでも、出せるようにするのが、自分たちの課題だと思います。

-来季は北京五輪がある

木原 世界選手権、国別が終わるまで、立ち位置がよくわからなかった。今回2試合経験して、自分たちの位置が想像していた位置よりも、上にくることができた。目標を上に修正して(来季の)グランプリシリーズで、1回は表彰台に乗りたいと思いました。

三浦 200点超えできるように、五輪シーズン頑張りたいです。

-北京五輪の団体戦で大事なこと

木原 男女、アイスダンスと素晴らしい選手がいる。団体戦で日本が上位に浮上するためには、ペアの僕たちが頑張らなければ、日本が上に行くのは不可能。少しでも(ペアで)上にいくことが、日本の力になるかなと思っています。

-メダルが見える

木原 やっぱり出るからには、挑戦するからには、そこは狙わないといけない部分だと思います。

-このペアでは、関西で初めての試合だった

三浦 試合というより、1年4カ月ぐらい(兵庫県の)実家に帰れていない。お家が近くて遠い。「家に帰りたいな」って、ずっと思っていました。

-どんなことをしたい

三浦 とりあえずは(家族で飼い始めた)猫ちゃんと初対面なので「私もいるんだよ」って、覚えてもらえるようにしたいです。

-カナダ生活。リンクを離れてやっていることは

木原 スイッチのスマッシュブラザーズでよく対戦して、僕は真剣にやっているわけじゃないけれど、あまり三浦選手が強くないので、ボコボコにしていました。機嫌が悪くなるので、最後に手を抜いたり…(笑い)。

-性格の相性が合うのか

三浦 しっかりしているところは本当に頼れて、しっかりしているんですけれど、チャラけている時は同い年というか…。絡みやすいし、接しやすい。一緒にいて、そういう存在です。

木原 三浦さんはいい子だと思います。ただ「まだ19歳だな」っていうのもあって。イタリア代表で来ている男性選手と「璃来ちゃん、若いんだよね」っていう話をして、そのイタリアの男の子に「俺たちが19歳だった頃を思い出してみろよ!」って言われて(笑い)。そんな話をしました。