庄司憲右(31=愛媛県競技力向上対策本部・湘南ベルマーレ)、倉坂正人(31=三菱オートリース)組が長谷川、高橋組を2-0で破り決勝進出を決めた。

前日とは打って変わって思い切ったプレーが随所に出た。第1セット相手に先行を許しながら終盤に追いつき、ジュースとなり22-20。続く第2セットは「ブロック番長」こと長谷川の3連続ブロックに遭うなど一時をリードされる展開になっても、慌てなかった。倉坂は「日本トップクラスのブロッカーなので、驚いてはいなかった」。トスを上げる庄司と絶妙な連携で逆転し、21-19。敗者復活戦から勝ち上がり決勝進出を決めた。

初戦で清水、村上組に0-2で敗れた後には、緊張で硬くなり試合運びが思うようにいかなかったことを認めた。それでも、そこから2連勝。庄司は「あとがないぞという気持ちで奮い立たせた」。失う物はない。五輪出場権獲得まであと1勝に迫った。