フェンシング女子フルーレの東京オリンピック(五輪)代表に内定した東晟良(21=日体大)が8日、内外装業「みらい住宅開発紀行」とのオンライントークセッション2021「ともに、みらいへ」に、日本代表の合宿先の愛知県から参加した。

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イベント終了後に行われた報道陣との一問一答は以下の通り。

-東京五輪代表に、姉の莉央(22=明治安田生命)との姉妹で内定した時の思いは

「2人で一緒に小さいころから目指してきたので。言葉にできないくらい、うれしかったです。喜び合いました。本大会では姉がいることで安心感もありますし、サポートし合える。頼りになるので緊張もやわらぐと思います」

-「楽しむ」ようになったのは

「つい最近。5月ぐらいですかね。練習がうまくいっていない時に、コーチから『そこまで意識する必要はないよ。楽しんで』と言われて変わりました」

-母への報告は

「姉妹で行けることに対して驚いていて、うれしすぎるというのが伝わってきました。『ホンマにおめでとう!』と。『もっと、これからも頑張って』みたいな感じでも言われた気がします」

-姉とは同居中

「はい」

-姉の存在について

「普段はすごい『姉』って感じで、注意を受けたりとか面倒を見てくれたりするんですけど、お互い強くし合える存在です。コロナ禍の中、去年の自粛期間は地元(和歌山)で練習していて、2人でフィジカルトレーニングとかやっていたんですけど、やっぱりフェンシングは大事だなあと感じています」

-合宿について

「昨日から愛知県で合宿していて、今日から練習スタート。しっかり課題を持って克服していきたい。五輪までは、あと7月にも合宿があります」

-みらい住宅開発紀行のイベントに参加して

「たくさんの方に応援していただいていることを、あらためて実感できた。頑張らないといけない。より頑張れそうです」

-海外選手対策は

「ドーハ(3月のグランプリ)で1年ぶりぐらいに海外の選手と戦ったんですけど、やっぱり難しい感覚がありました。東京五輪まで海外の選手とは戦えないので、頑張りたいと思います。特に米国人は接近戦が強いので『近い距離になった時も突くことをやめないように』とコーチからは言われています」

-こだわりは

「得意のアタックで点を取ることです」

-姉に勝てる部分、勝てない部分は

「負けているのはアームワークですね。剣の細かい動きではかなわないんですけど、逆に勝てるのはフットワークを使った動きです」