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今日の誕生日

オレグ・プロトポポフ(1932年)→Pick Up!


アレクサンドル・ザイツェフ(1952年)

旧ソ連の男子ペア選手。イリーナ・ロドニナと組み、1976年インスブルック大会、1980年レークプラシッド大会で五輪2連覇。世界選手権は1973年から1978年まで6連覇。


Pick Up! オレグ・プロトポポフ

旧ソ連からロシアに続く、ペア競技の伝統の礎を築いた男性スケーターです。

サンクトペテルブルクで生を受けます。スケートを始めたのは15歳の時と、他選手に比べれば遅い時期でしたが、1954年に偉大なキャリアをともに歩むことになるリュミドラ・ベルソワと出会います。カップルと組み、1957年には結婚。公私ともにパートナーとなります。

世界選手権初出場は1958年で13位、初五輪の1960年スコーバレー大会では9位。結成時期が遅く、年齢を重ねるごとに強さを増していきます。初の主要国際大会金メダルとなった1964年インスブルック五輪で頂点を極めると、30歳を超えて1968年インスブルック五輪で2連覇を遂げるまで、世界選手権、欧州選手権で4連覇を果たし、トップの座に君臨し続けました。

ロシアバレエに基礎を置く、ゆったりとした動きを反映させた滑りは、ペア競技の新時代を作り上げていきました。演技要素の1つである「デススパイラル」の生みの親でもあります。

1979年に夫婦でスイスに亡命。その後は米国に渡り、アイスショーに出演。2016年には84歳で妻とともに最後のプログラムを披露しました。

通称「The Protopopovs」の衝撃については、昨年の連載「色あせぬ煌めき」の中で、佐藤久美子コーチが語っています。


今日の1枚

日刊スポーツが蓄積してきた写真の中から厳選して紹介します。

2021年4月30日
2021年4月30日

21年4月30日、アイスショーの公開リハーサルに臨む鍵山優真。