男子400メートル個人メドレーは植木優陽(新潟産大付3年)が大会新の4分32秒68で優勝。後続を13秒以上突き放して頂点に立った。第1日(18日)の400メートル自由形に続いて2冠に輝き、喜びを爆発させた。

植木は大会新のタイムを確認すると拳で水面をたたき、大きな水しぶきを上げた。第1泳法バタフライからジワリと後続を引き離し、最後の得意のクロールで一気にスパートした。「命懸けで泳いだ」。2位選手に約13秒の大差をつけフィニッシュ。人さし指を突き上げた。「アドレナリンが出て、反射的にポーズをしちゃいました」。

1年の県総体400メートル個人メドレーは4位で、昨年はコロナ禍で大会中止。今大会での表彰台を目指し、練習を繰り返した。「努力の成果を発揮でき、とてもうれしい」。第1日(18日)に400メートル自由形で優勝し、2冠に輝いた。北信越大会(7月・長野)に向けて「見ている人が驚くような泳ぎをしたい」と意欲をみなぎらせた。【飯嶋聡美】