関西ラグビー協会は1日、株式会社ムロオ(本社・広島県呉市)との関西大学Aリーグ(18日開幕)タイトルスポンサー契約を更新したと発表した。リーグの正式名称は「2021 ムロオ関西大学ラグビーAリーグ」となる。

関西ラグビーを応援するムロオの手厚いサポートは、今季で6季目となった。物流サービスを手がける同社の山下俊夫会長は、かつて社会人の近鉄でプレー。16年に1シーズン1000万円の3年契約で命名権を取得した。当時は近鉄時代の先輩にあたる元日本代表の坂田好弘氏(78)が関西協会の会長を務めており、関西ラグビー界発展への強い思いでサポートを決めた。坂田氏の退任後もつながりを保ってきた。

ムロオの支援も背中を押し、関西協会はニュージーランド(NZ)と積極的に交流。新型コロナウイルス感染拡大前の19年春には、関西学生代表がNZ遠征を実施した。現地でNZ学生代表などと対戦し、当時天理大で現日本代表WTBシオサイア・フィフィタ(近鉄)らが活躍。天理大は昨季、関西勢36大会ぶりとなる大学日本一をつかんだ。

今季は6連覇を目指す天理大を、春季トーナメント王者の同志社大、京産大などが追う。関西で力を高め合い、各大学は全国大学選手権での頂点を目指す。