ショートプログラム(SP)6位の田中刑事(26=国際学園)が、厳しく自己評価した。

フリー最下位の143・37点にとどまり、合計222・20点で10位。4回転サルコーは1本目が2回転、2本目が転倒で成功がなく「昨日(SP)と同じように、良くないところがそのまま出た。(最終組で)もっと自分自身の演技で食いついていきたかった。それよりも自分の出来が良くない。食いついていく、それ以前の問題でした」と振り返った。

18年平昌大会で五輪初出場を飾り、迎えた22年北京五輪シーズン。GP第6戦ロシア杯(11月26~28日、ソチ)、その先に待つ大一番の全日本選手権(12月22~26日、さいたまスーパーアリーナ)に向けて「やっぱり練習から不安要素をなくしていくのが大前提。追い込み方も、その不安だったところをつぶしていくようにしていかないといけない」と自らに言い聞かせた。【松本航】