札幌大谷が4年ぶりに優勝を飾った。準決勝で3連覇中の札幌山の手を撃破。決勝では総体道予選との2冠を狙った旭川実を下した。2試合連続のストレート勝ちで、緒方正広監督(52)は「うちのチームらしい粘り強い、ラリーに強いバレーボールができた。選手をほめたい」と頬を緩めた。

札幌大谷中からバレーを続ける選手たちの努力が実を結んだ。3年生は中学3年時に全国で8強入りを経験。しかし高校入学後は全国の舞台に届かず、苦しんできた。中学から6年間ともに歩むチームメートとの勝利に和泉紗羽(3年)は「支えてくれた仲間がいたから、私も頑張ることができた。感謝の気持ちでいっぱい」と笑顔。監督の長女咲月(2年)は親子そろっての全国に「一緒に行けるのはうれしい」と喜びをかみしめた。

札幌大谷と準優勝した旭川実の2チームが全国大会(来年1月5日開幕、東京体育館)に出場する。

<代表決定戦の結果>

◆準決勝

札幌大谷 2-0 札幌山の手

旭川実 2-0 旭川大高

◆決勝

札幌大谷 2-0 旭川実