昨季王者の天理大が初戦で姿を消した。前半9分にPGで先制するも、スクラムで圧倒され前半だけで3トライを奪われた。

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後半17分にはゴール前のスクラムで屈辱の認定トライを許す。直後にフランカー服部航大(4年=天理)がノーホイッスルトライ、同21分にWTBナイバルワガトマシ(1年=秋田工)が自陣から約60メートルを走って2本を返したのがせめてもの意地だった。

小松節夫監督は「スクラムで圧力を受けて自分たちの形ができなかった。後半20分すぎに、もう1本取れれば勝てていた」と振り返った。明大とは18年度は決勝で敗れ、昨季は準決勝で41-15の大差で勝っている。フランカー松岡主将、CTBフィフィタらが卒業し、主力9人が抜けても勝利まであと1歩だった。フッカー佐藤康主将(4年=天理)は「セットプレーで優位に立たれてしまった。悔しいです」と唇をかんだ。