男子の東海大札幌(北海道)は高松工芸(香川)に1-2で敗れ、03年以来の8強入りはならなかった。身長210センチ、最高到達点350センチの相手エース牧大晃(3年)が立ちはだかった。30得点を許すなど力で圧倒された。

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試合終了直後、泣きじゃくる1年生エースの二川颯斗に、高校最後の大会を終えた川松憲迪(としみち、3年)が「お前は頑張った。来年再来年頼むぞ」と声をかけ肩をそっと抱きかかえた。

力は示した。第1セットは22-23から3連続得点し、逆転でセットを奪った。この試合8得点を挙げるなど爪痕を残した川松は「楽しかったです。負けてしまったけどみんないい顔をしていた。1、2年生が本当に頑張ってくれてここまで来ることができたのでみんなに感謝したい」と笑顔。卒業後は国士舘大に進学しバレーを続ける。

3年生11人が抜けるが、今大会を経験した1、2年生の主力は多く松田修一監督(35)は「来年また勝負をかけられると思う」と期待を込めた。エースの1人山田祐輝(2年)は新チームで主将を任される。「これが全国だなと思いました。このままじゃダメなので磨きをかけて来年はリベンジしたい」。先輩の思いを受け継ぎ来年は必ず借りを返す。【山崎純一】

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