テニスで、17日に開幕する4大大会、全豪オープン(メルボルン)出場を目指す世界王者のジョコビッチ(セルビア)が、オーストラリア査証(ビザ)を再度、取り消された問題は、日本時間16日午前7時半(現地時間同日午前9時半)から連邦裁判所で、ジョコビッチの弁護団と、ビザを取り消したホーク移民相の弁護士により、異議申し立ての審理が始まった。

ジョコビッチ弁護団の口頭弁論から始まり、移民相の弁護士による口頭弁論に移った。審理は、日本時間午前10時半(現地時間午後0時半)ごろに1時間の昼食休憩をはさみ、両弁護士が反論を行い、日本時間午後0時半すぎ(同午後2時半すぎ)に審理を終えた。

現在、裁判所が決定を下すために休廷に入った。裁判長は「午後のうちに、私たちが提案する方針を示すことができればと思っている」と述べた。ジョコビッチ側の弁護士は、もしジョコビッチに有利な判決が下されたときには、判決後30分以内に、ジョコビッチを釈放するように要請している。