昨夏の東京オリンピック(五輪)代表の白井璃緒(22=ミズノ)が、女子200メートル自由形と100メートル背泳ぎの2種目で予選全体トップタイムをマークし、いずれも午後に行われる決勝に進んだ。

まずは200メートル自由形2組で1着。4組1着の池江璃花子らを抑え、唯一2分を切る1分59秒70の全体トップタイムを記録した。

そして約30分後に行われた100メートル背泳ぎでは4組1着、全体1位となる1分0秒57で決勝に進出した。

今春に東洋大を卒業してミズノに入社。今大会前には、「ラスト25メートルの失速がないよう、練習中から後半の泳ぎや体力面を強化してきました。浮き上がりやターンの細かい動作などもきちんと練習してきたので、少しのミスもないように全力でレースを頑張ります」と意気込んでいた。

3月の国際大会日本代表選考会では女子100メートル背泳ぎで優勝したが、派遣標準記録を突破できず代表入りを逃した。その悔しさを、新社会人として臨むこの大会で晴らす。