競泳の日本選手権は29日、横浜国際プールで第2日が行われ、6月開幕の世界選手権(ブダペスト)出場を決めている入江陵介(32=イトマン東進)が、男子100メートル背泳ぎを52秒88で制して9連覇を果たした。

女子200メートル自由形に出場した池江璃花子(21=ルネサンス)は後半追い上げたものの3位。同種目では、この日に100メートル背泳ぎも制した白井璃緒(22=ミズノ)が優勝した。

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序盤から先頭に立った入江が9連覇を果たした。約2週間半の高地合宿から戻ってきたばかりで、万全の状態ではなかったにもかかわらず圧勝。52秒88のタイムには「正直、びっくり。まさか52秒台が出るとは。表示が間違っているのかと思うぐらい」と目を丸くした。7大会連続出場を決めている世界選手権に向けて、着々と成果を上げている。