ジェイテクトが3-1でパナソニックに勝ち、決勝進出を決めた。第1セットは25-21、第2セットは20-25でセットカウント1-1に追いつかれた。迎えた第3セットは25-23で競り勝ち、王手となった第4セットを25-23で勝利した。

終始チームを引っ張ったフォンテレス・フェリペ(37)は、「技術というよりもハートでプレーした。こういう試合が好き」と振り返った。試合を決めた第4セットでは際どい判定に対し身ぶり手ぶりを交えた抗議でレッドカード(相手が1点とサービス権を獲得するペナルティー)を受ける場面も。「日本ではアグレッシブなプレーは少ないが、私は終盤でこそ、あのようなプレーを大事にしたい」と話した。フェリペについて、ファジャーニ・フェデリコ監督は、「私自身もああいったことはあった。周りをリスペクトした上で気持ちが前面に出たプレーだったと思う」と振り返った。

ジェイテクトは5日午後2時から同じ会場で東レ-サントリーの勝者と決勝を行う。今大会限りでの引退を決めているフェリペは「自分にとって日本での最後のプレー。最後までコートに立ちたい」と有終の美を誓った。