科学技術が中部合同チーム(常葉大橘・焼津水産)を38-22で退け、7年ぶり2度目の準決勝進出を決めた。

前半で4トライを奪い19点差で折り返したが、後半に守備を崩され、26-22と4点差まで詰め寄られた。残り5分で流れを引き戻したのは2年生。「いいタックルで止められた」とフランカー辻村琉誠(りゅうせい、2年)が相手の勢いを断ち切ると、SO大石聖己(まさき、2年)が左隅に飛び込んでトライした。

主力をけがで欠き、大会前の仕上げも遅れた中での勝利。黒田保則監督(57)は「万全でないチーム状況で、下級生も含めて選手らが最後まで粘ってくれた」と目を細めた。流石楓太(さすが・ふうた)主将(3年)は後半に3連続トライを許したことについて「次に生かせるミス。しっかり修正したい」と話した。22日の準決勝では、強豪の浜松工と対戦。番狂わせを起こすつもりだ。【倉橋徹也】