北京オリンピック(五輪)銀メダルのロコ・ソラーレのスキップ藤沢五月(31)が、苦しみながらもバースデー勝利を飾り、チームとして3戦3勝とした。

5-2とリードしていた第7エンド(E)で、自身が最後のショットを手前のガードに当てるミス。3点スチールを許し5-5の同点に追いつかれたが、6-6で迎えた最終10エンド、自身のラストショットで相手ストーンを正確にはじき出し、2点を追加して勝ちきった。

藤沢は「7エンドはショットがぎりぎり決まらず絶妙な位置に残してしまい、私の所で決めきれなかった。でも今日は誕生日なので、反省はするけどひきずらずに。前向きに考えるようにしたいです」と笑顔で話した。

日本選手権の大会中に誕生日を迎えるのは初めて。「この時期は大会も終わってスポンサーさんへのあいさつ回りをしている時期。でもこうやって試合があることで、たくさんの人に祝福してもらえてうれしい。ベテランの域になるのかもしれませんが、これからも若い選手から学ぶことを忘れないようにしたい」と、さらなる成長を思い描いた。