日本オリンピック委員会(JOC)が選ぶ2021年度JOCスポーツ賞の表彰式が16日、東京国際フォーラムで行われ、フィギュアスケート男子で北京オリンピック(五輪)メダル個人銀、団体銅の鍵山優真(19=オリエンタルバイオ/中京大)が出席した。

五輪のハイライト映像とオーケストラが融合した公演に「聞いた瞬間、すごいなって思える演奏の始まり方だったり、映像ともマッチしたりしていて、鳥肌が立ちました」。表彰式はJOCが五輪の機運醸成を目的に開いた「オリンピックコンサート2022」の中で行われ、特別功労賞を受賞した。

司会者から北京五輪の回想を求められると「初めての五輪だったんですけど、そんなに緊張することもなくて、むしろワクワクの方が大きくて。自信を持ちながら最後まで競技を終えることができて良かった」と振り返った。

今後については「技術の向上…もちろん新しい4回転(ジャンプ)だったり、やらなくちゃいけないこともたくさんあるけど、人の心を動かせるような素晴らしい演技ができるよう、これからも頑張っていきたい」と、ホールAを埋めたファンの前で理想を掲げた。【木下淳】