日本記録保持者の水沼尚輝(25=新潟医療福祉大職)、日本代表チーム主将の“カツオ”こと松元克央(25=ミツウロコ)が、そろって準決勝進出を決めた。

大会前までの今年の世界ランクで2位の記録を持つ水沼は5組に登場。前半を6位で折り返すと、後半で勢いを伸ばしてトップの51秒46でフィニッシュした。全体5位のタイムに、「この(午前)9時という早い時間帯(のレース)で、ちょっと後半は体が鈍かったかな」と振り返りながらも、「準決勝へ修正すれば良い。心配していません」と引き締まった表情で見据えた。

松元は7組で51秒78の3着、全体11位で予選を通過した。本職は自由形のため、挑戦的な意味合いが強い。「しっかり準決勝に残れててほっとしている。どれだけタイムを上げられるかが課題になるのかな」と先を見た。得意の200メートル自由形は準決勝敗退となった。「気持ちがすごくきつくて、やってきたことが自信にすることが難しいんですけど、弱音も言ってられない。やってきたこと信じて全力を尽くすのみ」と自分に言い聞かせた。