バスケットボールBリーグ1部レバンガ北海道の昨年度決算報告、25年までの中期経営計画の記者発表が27日、札幌市内で行われた。折茂武彦社長(52)が、昨秋の段階で個人と会社でレバンガ北海道の株式の3分の2以上を保有し、議決権を得ていたことを発表した。

メインスポンサーの正栄プロジェクトと個人株主から総株式数7091株中3633株の譲渡を受けたもので、以前から個人で保有していた360株を加えた折茂社長の保有株式が、個人と会社の合計で全体の3分の2以上に達した。この譲渡で折茂社長はレバンガ北海道の実質的なオーナーとなった。

折茂社長は「私自身、さらなる覚悟をもってこのクラブを成長させていくとともに、良い意味で自立を果たしていくことで、北海道の皆さまにさらに応援していただけるクラブを目指していきたい」と決意表明した。

決算報告では、Bリーグがスタートした16年から6期連続の単年度黒字を発表。中期経営計画の中では、26年からの新B1ライセンス基準を満たすため、国内最高峰のアリーナ新設を検討していることも発表。「大企業がスポンサーとなっているチームは多いが、このクラブはまさに北海道民がつくったクラブ。大企業がスポンサーについているチームを倒せるチームを目指したい」と目を輝かせていた。