女子の札幌山の手が3戦全勝で4年連続37度目の頂点に立った。

男子優勝の白樺学園と2位の東海大札幌、女子優勝の札幌山の手と2位の酪農学園大とわの森三愛の計4チームが全国大会(ウインターカップ、12月23日開幕、東京)の出場権を獲得した。

札幌山の手が決勝リーグ無傷の3連勝で4連覇を果たした。3戦すべてで100点ゲームの圧勝劇。1年生から主将を務めるSG森岡ほのか(3年)は、酪農学園大とわの森三愛戦でチームトップの25得点。負けじと野原一華(3年)も3点シュート6本を含む20得点を挙げる活躍をみせた。「自分はスリーポイントで得点を取ることを求められているので、そこを意識した」と役割を果たした。

野原は20年全国4強入りの主力メンバーだった姉里桜(流通科学大2年)を追いかけてきた。前日、思うようなプレーができなかったが「そういう日もあるから明日頑張って」と姉からの励ましを力に変えた。「インターハイも出られなかったので、その分の悔しい気持ちをウインターにぶつけたい」と、姉に続く全国での活躍を誓った。昨年は全国2回戦負け。上島正光コーチ(79)は「とにかくディフェンスをしっかりして、走ること」。森岡主将は「自分たちは身長も大きくない。速攻で走ったり、全国の相手ともしっかり戦えるように」と力を込めた。