東地区4位の秋田ノーザンハピネッツは、大逆転勝利をあと1歩で逃した。中地区首位の三遠ネオフェニックスにオーバータイム(OT=延長戦)の末に90-93で競り負けて2連敗。ベテラン田口成浩(32)が今季最多30得点と爆発した。211センチのビッグマン、スティーブ・ザック(29)も同20得点を挙げ、股関節負傷で欠場したケレム・カンター(27)の穴を埋めた。最大15点差を追いつく意地は見せたが、最後の最後で3点差に泣いた。

田口がチームをよみがえらせた。60-68の第4クオーター(Q)残り7分6秒、3点シュート(3P)を決めると、同6分36秒、同6分10秒と立て続けに2点シュートを沈め、3連続得点で一気に1点差。3点を追う同27秒では、起死回生の3Pでリングを揺らし、81-81でOTに。田口は同Qだけで18得点の活躍。OT序盤は秋田がペースを握ったが、終盤にかけてシュート精度を欠き、勝利につなげられなかった。

第1Q序盤に8連続失点を喫するなど、いきなり15点を追う苦しい展開となった。それでも第2Qで23-12とほぼダブルスコアをつけ、前半を終えて42-37と逆転。後半はシーソーゲームに持ち込んだが、OTの末に力尽きた。