北京五輪スノーボード女子ビッグエア銅メダルの村瀬心椛(18=ムラサキスポーツ)が21日、本格的なシーズン到来を前にあらためて意気込みを示した。

シーズン開幕戦だった10月のW杯第1戦(スイス・クール)では5位。「良い結果だったと言ってはいけないけれど、自分の足りないところに気づけたことは良かった」。どんな状況にでも対応できるような体づくりを課題点として取り組んでいる中で、自らの現在地を正確に把握する。

その開幕戦では妹の由徠(ゆら、15=ムラサキスポーツ)もW杯デビューを果たし、4位と健闘。順位では後れを取る形となった姉だが、世界のひのき舞台にともに立てたことを何よりも喜ぶ。「初めて妹とW杯出られたことがすごくうれしかった。これからも2人でずっと頑張っていければ」。姉妹で力を合わせ、さらなる頂点を見据えていく。

姉の隣で会見に臨んだ由徠は、「テレビやインスタグラム越しに見ていた好きなライダーと一緒に戦い、そこで自分の技を出すことができた。自分もここで戦えるんだなと言う自信が深まった」と充実の表情で振り返った。