明大が対抗戦9年ぶりの国立開催となった伝統の「早明戦」を制した。早大を35-21で下し、6勝1敗の勝ち点28で2位確定。「早明戦」の通算成績を41勝55敗2分けとした。

5勝2敗の同23で3位となった早大は、11日の全国大学選手権3回戦で東洋大(関東リーグ戦3位)と対戦。勝てば25日の準々決勝(ともに東京・秩父宮)で明大と再戦する。

全国2連覇を目指す帝京大(関東対抗戦1位)は準々決勝で同大(関西3位)-福岡工大(九州学生1位)の勝者と対戦する。

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明大は東京五輪7人制日本代表WTB石田吉平主将が、流れを呼び込んだ。7-0の前半9分、右サイドを走り抜いて主導権を握るトライ。21-14で折り返したハーフタイムには「リードしているのに暗い。顔を上げて楽しもう」と仲間を引っ張った。

7点リードの後半34分には途中出場のSO池戸がダメ押しのトライ。石田は「中だるみが課題」としつつ「まだ主将らしいことができていない。明治の主将が体を張らないと勝てない」と自らを鼓舞した。