今年10月の世界ジュニア選手権(スペイン)女子シングルスを制した高校1年の宮崎友花(16=山口・柳井商工高)が、1回戦で前年準優勝の水井ひらり(NTT東日本)を破った。

世界選手権優勝の山口茜も順当に白星発進。男子シングルの桃田賢斗(NTT東日本)も順当に初戦を勝ち上がった。女子シングルスで3連覇中だった奥原希望(太陽ホールディングス)、女子ダブルスの志田千陽、松山奈未組(再春館製薬所)、混合ダブルスの渡辺勇大、東野有紗組(BIPROGY)はけがなどにより棄権した。

    ◇    ◇    ◇

高校1年の宮崎が、前年準優勝者に逆転勝ち。最終第3ゲームでは7連続ポイントで追い付き、最後は一進一退の熱戦を制して左手でガッツポーズ。「楽しい試合でした」と笑顔がはじけた。スピード感あふれるプレーで、19歳以下の世界大会を制した逸材。日本一決定戦を決める大舞台では「全力で戦ってどこまでいけるか、自分の立場をしっかり理解したい」。16歳が旋風を巻き起こす。

◆宮崎友花(みやざき・ともか) 2006年(平18)8月17日、大阪市生まれ。6歳から競技を始める。中学から実家を離れ、山口・柳井中3年時には全国中学大会女子シングルスで優勝。柳井商工高に進学した22年に、日本女子シングルス4人目となる世界ジュニア選手権を制した。得意教科は美術、好きな教科は英語。身長164センチ、体重49キロ。足のサイズは25・5センチ。