中地区4位の三遠ネオフェニックスが、ホーム戦で西地区首位に惜敗し、2連敗を喫した。

島根スサノオマジックに64-71。リードを奪えたのは第2クオーター(Q)で19-18の1度だけ。最終4Qの序盤まで最大11点を追いかけ続ける苦しい展開が続いた。それでも選手らは諦めずに攻め続け、残り5分を切ったところで56-56と追いつき、会場を沸かせた。しかし2分後、相手に3点シュートを沈められると連続失点。再び突き放され、逆転に持ち込むことはできなかった。

攻撃でのセカンドチャンスに課題を残した。大野篤史監督(45)は「前半で、プレーしたいところをしつこくやり過ぎた」と話し、もう少しボールを散らすべきだったと反省した。ただ後半では改善が見えたという。一方の守りでは「自分たちがやりたい守備がしっかりできた」とも付け加えた。12得点4アシストのSF金丸晃輔(33)も「試合を通して守備は遂行できていた」と振り返った。

この日は前節で失格・退場となった得点源の1人、PF兼Cカイル・オクイン(31)が出場停止だったことも響いた。29日の2戦目には出場できるため、チーム一丸となって巻き返しを図る。指揮官は「細かいミスを減らしたい」とも語り、修正を望んだ。強敵相手になんとか連敗を断ち切りたい。【倉橋徹也】