日本が4連勝で、9月のワールドグループ(WG)1部進出を飾った。前日4日のシングルスで2勝して迎えたダブルス。初めて組んだマクラクラン勉(30=イカイ)綿貫陽介(24=フリー)組が躍動した。ダブルスで1月の全豪オープン準優勝のジェリニスキ、デ杯18戦16勝の元世界ランク1位のクボットのポーランドペアを4-6、7-5、7-6と逆転し、2時間半の熱戦を制した。

綿貫のダブルスのランキングは1269位。「場違い」とも感じたが、試合では相手監督をうならせるリターンを披露。「ランクが一番低い選手が頑張ってたら格好いい」。3戦先勝の大会で急造ペアが王手から一気に決めた。初陣の添田豪監督(38)は「忘れられない試合」と目を細めた。

第4試合では内田海智(富士薬品)もストレート勝ち。WG1部の先にデ杯の予選があり、日本はファイナルを目指して歩みを進める。【竹本穂乃加】