宇都宮ブレックスがレバンガ北海道に大勝し、4連勝を飾った。

4日の新潟戦に続く、今季2度目の100点超え。リバウンド合戦で圧倒した。オフェンス、ディフェンスリバウンド合わせて45本獲得したのに対し、相手は18本。特にオフェンスリバウンドは16対2と大差がつき、この差が結果に大きく影響した。

ジョシュ・スコット、アイザック・フォトゥのビッグマンだけではなく、高島紳司、比江島慎、鵤誠司らがまんべくなくリバウンドを稼いだ。佐々宜央(さっさ・のりお)ヘッドコーチ(38)「オフェンスリバウンドへの努力が良かった。バスケットはリバウンド。今日は圧倒していた」と振り返った。

会場が大きく沸いたのは、特別指定選手として加入した小川敦也(20=筑波大)のダンクシュート。本拠地ブレックスアリーナでのデビュー戦で16分43秒プレーし4得点。第3クオーター残り1分44秒では、190センチの身長と高い跳躍力を活かし、豪快にダンクを決めた。

小川は「(相手の)外国籍選手が後ろから迫ってきてので迷ったけど、行ってよかった。ダンクには自信があります!」と言い切った。佐々ヘッドコーチも小川について「安易にターンオーバーしてしまうところは厳しく言っていくが、ハンドリング能力も跳躍力も高い」と評した。

チームは最近3試合中2試合で100点超かつ出場全員得点と波に乗ってきた。この日チーム最多の18得点をマークしたグラント・ジェレット(29)も「チームとしていいプレーができた。全員がしっかり集中し、やるべきことをやれた」と手応えを感じていた。