前節までリーグ3位の堺ブレイザーズが、同4位だった東レアローズにフルセットの末に勝利した。

20勝10敗同士の争いは、2時間16分に及んだ。

第1セット(S)は21-20から失点が重なり、23-25。第2Sも連続失点で一時7点差をつけられたが、アウトサイドヒッター樋口裕希(26)のサーブやアタックが光って奪い返し、セットカウントを1-1とした。

第3Sを14-25で落とし、第4Sは25-13で取り返し、セットカウント2-2で迎えた第5S。互いに1歩も譲らない戦いで14-14にもつれたが、オポジットのシャロン・バーノンエバンズ(24)の攻撃でマッチポイントを奪取。アウトサイドヒッター迫田郭志(26)のサービスエースで勝利を決めた。

この日は、迫田がサーブで5得点、ブロックで4得点をマークし、試合で最も活躍した選手に贈られる「VOM(Vリーガー・オブ・ザ・マッチ)」にも選出された。

ホームゲームでの貴重な1勝に貢献した迫田は、ラストプレーを振り返り「ホッとした」。ブロックについては「オフシーズンに課題にしてた。これからも穴にならないように頑張ります」と誓った。

次戦は12日に、同所で、同じカードで行われる。

12月の対戦では、1勝1敗だった相手。リーグ優勝へ向け、勝ち越しを狙う。