カーリング女子日本代表のロコ・ソラーレ(1勝2敗)が、米国(1勝2敗)との1次リーグ(L)第4戦に臨み、8-3で勝利した。

第8エンド(E)が終了した時点で、相手が負けを認めるコンシードを選択。同日午前3時開始(日本時間)のスコットランド戦に続き、今大会初の連勝を飾った。

アイスリーディングがさえた。4試合連続でラストストーンドロー(LSD)を制し、有利な後攻でスタート。第1Eで複数点のチャンスを形成すると、スキップ藤沢五月(31)がラストロックで相手のNO・1ストーンを押し出し、2点を先制した。

先攻の第2Eでもハウスの手前にストーンを集め、2点をスチール。その後も正確なショットで着実に加点し、米国を引き離した。試合中には「ラインズグッド」「ナイススイープ!」など明るい声が飛び交った。

サード吉田知那美(31)は笑みを浮かべ「大会の最初の1日目にしっかりと2敗をしたことによって、アイスを読む集中力が高まった」と勝因を分析。ショットを次々と成功させた藤沢については「目つきやプレースタイルや自信だったりと、藤沢が帰ってきた感じがします」とたたえた。

1次Lの3分の1を消化し、2勝2敗とした。これまでの戦いぶりを「一生懸命勢いをつけるため、一瞬引いて助走しているところ」と振り返り、「タダじゃ負けないという気持ちをこれからも持って頑張りたいと思います」と前向きな言葉を発し続けた。

銀メダルを獲得した16年以来、7年ぶり2度目の出場となるロコ・ソラーレは、21日午前3時(日本時間)からノルウェーとの1次リーグ第5戦に臨む。