大金星だ! 仙台が千葉の連勝街道に立ちはだかり、昨年12月14日の第11節、仙台戦から始まったB1最高連勝記録を「24」でストップした。

第11節は、第1クオーター(Q)が12-13。持ち前の堅守は機能していたものの、第2、3Qで徐々に離され、終わってみれば62-78。力負けだった。

しかしこの日は、第1Qから仙台がリード。第1Qを20-18で終えると、第2Qは千葉を14得点に抑える堅守を発揮。攻撃もかみ合い25得点を挙げ、45-32で前半を折り返した。

第3Qは開始5分で千葉の得点をわずか「6」に抑え込み、残り4分28秒、ネイサン・ブース(29)の2点シュートでこの日最大の17点差。第3Q終了間際には、15日の茨城戦から復活したラショーン・トーマス(28)がレイアップシュートを決め、ワンスローも獲得。フリースローは外したが、勢いは仙台にあった。

第4Q、負けじと猛追する千葉に29得点を許したものの、なんとかリードを維持。第3Qまでで千葉を48点に抑えた堅守が効いた。

強固な盾で東地区首位の勢いを止め、3連勝。今季15勝目を挙げ、チームのB1勝利数を更新した。藤田弘輝ヘッドコーチ(HC=36)は「今、Bリーグで一番強い千葉さんに勝利することができて本当にうれしいです」と勝利をかみしめた。この日チーム最多23得点と「仙台のスコアラー」として完全復活を遂げたトーマスは「激しいバトルとなることは予想していた。その中で、前回の三遠戦から強い気持ちを持って戦ってくれたチームメートを誇りに思います」と語った。

自分たちで始めてしまった記録を自分たちで食い止めた仙台。次節は西地区2位の琉球が相手。大きな1勝の勢いに乗り、さらに勝利数を伸ばしてホームへ帰る。