今季の全米王者、イザボー・レビト(16=米国)がショートプログラム(SP)自己最高の73・03点をマークし、4位発進した。

冒頭の3回転フリップで1・36点の出来栄え点(GOE)がつくなど、勢いよくジャンプを跳んだ。キレのあるステップでも、ファンを沸かせた。

昨季の世界ジュニア選手権を制し、今季のグランプリ(GP)ファイナルは2位。「シーズンベストを残せたことをうれしく思います。たくさんのお客さんが入り、盛り上がっているこの会場がとても好きです」と目を輝かせた。

成長著しいレビトには、敬愛する選手がいる。日本の坂本花織(22=シスメックス)だ。一緒に大会へ出場できる喜びをかみしめている。

「(昨年の)スケートアメリカやGPファイナルで一緒に出場した時と同じような思いです。言葉では言い表せません。何度も戦うことができて、とてもうれしく思います」

その坂本は堂々の首位発進。4位のレビトは6・21点差で追う。

24日のフリーでは、憧れの王者に、成長した姿を示してみせる。