女子日本代表のロコ・ソラーレ(4勝5敗)が強豪カナダ(6勝3敗)との1次リーグ(L)第10戦に臨み、6-5で勝利した。成績を五分とし、決勝トーナメント(T)進出へ望みをつないだ。

我慢強く戦い、接戦をものにした。

互いに譲らず、3-3で迎えた先攻の第8エンド(E)。ロコ・ソラーレはハウス手前にストーンを集め、このエンドで2点のスチールに成功した。

5-3となった第9Eでは、サード吉田知那美(31)が第6投でシューター(自らが投じた石)を駆使し、相手ストーン2つを弾き出した。このエンドを2失点で抑え、大量失点を防いだ。

5-5の第10Eではリード吉田夕梨花(29)がウィックショットを成功させると、藤沢も第7投でドローショットを決め、NO・1を奪取。追いすがるカナダを振り切って勝利をつかむと、4人で抱き合いながら喜んだ。

藤沢は充実感を漂わせ「点差を離されないよう、我慢すべきところは我慢し、チャンスをものにする試合ができた」とうなずいた。

勝利を手繰り寄せた第10Eの一投は「今までの試合で何度も何度もミスってきたショットで、今度こそちゃんと決めたいと思っていた。ちな(吉田知)のナイスコールを信じてやるだけでした」と笑顔で振り返った。

出場13カ国による1次Lは全チーム総当たり方式で行われ、上位6チームが25日(日本時間)以降の決勝Tへ進出する。5勝5敗としたロコ・ソラーレは、日本時間24日午後5時からドイツとの次戦に臨む。

藤沢は決勝T進出へ「チームショットで最後まで戦い抜きたい」と意欲を燃やした。