パリ・オリンピック(五輪)出場を目指すバレーボール男子日本代表「龍神NIPPON」は1日、6日から名古屋市ガイシプラザで行われる国際大会「ネーションズリーグ(VNL)」名古屋大会に向けポーランドと強化試合を行う。




日 本23-25
25-23
25-18
22-25
15-12
ポーランド

試合経過

第1セット

世界ランキング1位のポーランドが、強烈なスパイクなどを見せ、一時は7-3と点差を付ける。硬さの残る日本だったが、高橋藍のスパイクなど3連続得点などで食らい付き、中盤からは一進一退の攻防が続く。だが、最後はクイックでの得点を許し、23-25でセットカウントを失う。日本はサーブミスが目立った。


得点を喜ぶ日本。右は石川(C)JVA
得点を喜ぶ日本。右は石川(C)JVA

第2セット

日本がセットカウントを取り返した。序盤は石川のスパイクや関田の技ありのツーアタックなどが決まる。終盤に3連続得点を許すなど21-22とされたが、19歳の甲斐をリリーフサーバーとして投入し、ポーランドの守備陣を揺さぶる。途中出場の宮浦が連続スパイクを決めて逆転に成功。最後も宮浦が決めた。25-23。

スパイクを放つ石川(C)JVA
スパイクを放つ石川(C)JVA

第3セット

日本が連続でセットカウントを奪った。序盤はポーランドのミドルを使った攻撃に苦戦も、山内や小野寺がブロックを決めると、スパイカーも奮起。石川、西田、高橋藍が得点を重ね、流れを完全に引き寄せた。最後はブロックで決めた。25-18。

得点を喜ぶ日本。左から2番目は石川(C)JVA
得点を喜ぶ日本。左から2番目は石川(C)JVA

第4セット

日本は序盤から追いかける展開。終盤、石川のバックアタック、宮浦のアタックで21-22まで追いすがるも、あと1歩及ばず。試合は第5セットへもつれる。リベロ山本が好レシーブを連発。18歳の麻野も途中出場。22-25。

スパイクを放つ西田(C)JVA
スパイクを放つ西田(C)JVA

第5セット

日本が競り勝った。序盤はポーランドにミスが目立ち、日本は3連続得点などに成功。相手のタイムアウト後に3連続得点を許し、一時は8-7の1点差に迫られる。だが、高橋藍が多彩なスパイクで翻弄(ほんろう)。最後は相手のサーブミスで試合終了となった。15-12。

スパイクを放つ高橋藍(C)JVA
スパイクを放つ高橋藍(C)JVA

【イラスト】VNL名古屋大会バレーボール男子日本代表メンバー
【イラスト】VNL名古屋大会バレーボール男子日本代表メンバー

◆パリ五輪への道 出場枠は開催国フランスを含む12。9~10月に開催される五輪予選「ワールドカップバレー」は、世界ランキング上位24カ国が8カ国ずつ3組に分かれ、日本など3都市で対戦。各組上位2カ国が出場権を得る。ここで獲得できなかった場合は、五輪予選で出場権を獲得した6カ国とフランスを除く世界ランキング上位5カ国が出場権を得る。日本が出場権を逃した場合は、ランキングのために来年のネーションズリーグに出場し、ポイントを重ねていくことが必要となる。