【ボストン=松本航、藤塚大輔】2季ぶり優勝が懸かる三浦璃来(23)木原龍一(32)組(木下グループ)が首位発進した。76・57点を記録し、2位と1・96点差。抱き合いながら笑顔を見せ、木原は「このプログラムの完成形を、最後の最後で披露できた」と集大成の演技をかみしめた。

楽しむことを忘れなかった。意識したのは初出場だった4年前。成績への欲以上に、トップ選手との競演を喜ぶ初心を思い出した。2人そろっての3回転トーループこそ回転不足があったが、スロー3回転フリップなどを加点でまとめた。

休むことなく、フリーを27日(日本時間28日)に控える。三浦は「結果を求めすぎず、1つ1つこなしたい」と世界一への気負いはなく、木原は「1ミリでも楽しむ思い、お客さまにも楽しんでいる姿を届けたい」とこだわった。2月の4大陸選手権に続く頂点で“りくりゅう”の真価を示す。