緊張の初披露?

 26日に初日を迎えたフィギュアスケートのアイスショー「プリンスアイスワールド」横浜公演で、世界選手権銀メダリストの町田樹(24=関大)が「3日くらい前から、いつでも吐けるくらいだった」と告白した。

 「氷上の哲学者」の異名を持ち、独特の世界観を氷の上で表現してきたが、この日は自身で振り付けした新エキシビションのお披露目だった。

 帽子姿にトレンチコートをまとい、くわえたばこ姿でシャンソンの名曲「ジュ・トゥ・ヴー」に乗って登場。ショー後の会見で説明した演目のコンセプトは「フランスの写真家ロベール・ドアノーさんの『パリ市庁舎前のキス』という一枚の写真からインスピレーションをもらって作りました。舞台は1950年代のパリでそこに住むある男女の物語です。それ以上は想像してください」と話したが、あまりの細かさに、同席した小塚崇彦(25)からは「もうそれ以上想像できない」と突っ込まれ、浅田真央(23)らからも苦笑をいただく結果となった。