<高校ラグビー:桐蔭学園33-7大阪朝鮮>◇準決勝◇5日◇花園

 関東王者の桐蔭学園(神奈川)が、4大会ぶり2度目の決勝進出を果たした。前半7分にモールを押されてトライを奪われたが、その後4トライで逆転勝ち。2年生SO小倉順平が40メートルPGを含む5本のキックを成功させて、着実に加点した。97年度の国学院久我山(東京)以来12年ぶりの関東勢としての優勝にあと1勝と迫り、藤原秀之監督は「FWが健闘して、いい試合をしてくれた」と満足そうに話した。決勝の相手、東福岡には夏合宿の練習試合でもトライ数4対5ながら力の差を見せつけられているが、フランカーの浜田大輝主将(3年)も「今日は桐蔭の試合ができた。決勝も全力でやるだけです」と話していた。