3季ぶりの優勝を目指すパナソニックが、昨季6位の東芝に31-24で勝利し、開幕3連勝とした。SO山沢拓也(23)が2トライ4G1PGの活躍で、今秋の日本代表入りをアピールした。

山沢がスーパープレーを連発し、日本代表入りをアピールした。前半33分、自陣インゴールでボールを受けると、快足を生かしてピッチ中央を70メートル突破。最後は左足での絶妙なキックパスをWTB山田に通し、トライを演出した。後半13分には、相手の頭の上を越す2度のショートパントを使い、70メートルを走り切って再びトライ。1人で21点を挙げる活躍で、東芝防御を翻弄(ほんろう)した。

万能型の司令塔として、かねて代表での活躍が期待されてきたが、度重なる膝の負傷に泣かされてきた。23歳の大器は「体は良くなってきているし、こういうプレーを続けていけば自信になる。(代表入りは)やれることをやってアピールしていきたい」と力を込めた。