ラグビー日本代表候補で特別編成したチーム「ウルフパック」は、17日に行われるスーパーラグビー、レベルズの下部チームとの強化試合に向け、練習を再開した。

約2時間の全体練習では、オフサイドラインや攻守の連携などを入念に確認。大勝した12日のブランビーズB戦はオフサイドやスクラムなどで反則を連発し、選手たちは改めて規律を守るために「意識!」と声を掛け合った。フランカーの徳永は「反則を減らして、細かい技術や質にこだわることが結果につながる」と気を引き締めた。

FWのラインアウト練習ではジャンパーとそれを支えるリフターが、正しい姿勢で従来より「30センチアップ」を意識するなど、よりきめ細やかなプレーを重視する。ホテルでは、FW陣が集まって試合と練習の映像を何度も見返す。予習と復習を繰り返すことで、W杯開幕の9月までに完成形を目指す。3月から始まったウルフパックとしての強化試合は4勝1敗で、17日が最終戦となる。この日の夜にはチームディナーを実施。結束力を高め、最後も白星で締めくくる。【峯岸佑樹】