7月開幕のパシフィック・ネーションズカップに向けたラグビー日本代表40人が3日に発表された。

フッカー堀江翔太(パナソニック)、SH田中史朗(キヤノン)、フランカーのリーチ・マイケル(東芝)、FB松島幸太朗(サントリー)ら主力のほか15年W杯代表のロック、トンプソン・ルーク(38=近鉄)も名を連ねた。今季スーパーラグビーのチーフスでプレーしたアタアタ・モエアキオラ(神戸製鋼)も現体制で初めて代表入りを果たした。

WTB山田章仁(NTTコミュニケーションズ)、CTB立川理道(クボタ)は外れた。

都内で会見したジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチは「W杯の開幕である9月にピークを持っていくためにここまで計画を進めてきており、多きなプレッシャーがかかるW杯でも対応できる選手にするのが最大のテーマだった。選手たちは順調に成長している」とここまでの活動を総括。トンプソンの選出については「サンウルブズに招集されて素晴らしいプレーを見せてくれて驚かされた。経験も豊富で、不屈の精神も評価している。チームにとって貴重な戦力になると確信している」とコメントした。

また、恥骨の炎症で別調整中のリーチについては「W杯でプレーすることが第一優先。リスクを伴いよう、110%安心してプレー出来るようになるまでは、彼を守りたいと思う」と完治を優先させる姿勢を示した。

日本代表はパシフィック・ネーションズカップではフィジー、トンガ、米国と対戦する。