水泳の世界選手権は24日に競泳が始まる。日本勢は23日、会場の屋内プールで外国勢に交じって調整し、初日に男子100メートル平泳ぎの予選と準決勝がある北島康介(28=日本コカ・コーラ)は、2大会ぶりに出場する大舞台に向け「楽しみ。ベスト記録(日本記録)を更新したい」と落ち着いた表情で話した。

 25日に予選、準決勝がある男子100メートル背泳ぎで2連覇が懸かる古賀淳也(第一三共)は、スタートなどをチェック。「ことしはいい結果が出ていない。挑戦者としてやっていく」と気を引き締めた。

 来年のロンドン五輪を占う大会で、日本は北島や男子背泳ぎの入江陵介(イトマンSS)を中心に前回2009年大会の4個を上回る5個のメダル獲得を目標に掲げる。日本勢が個人種目で優勝すれば、当該種目でロンドン五輪代表に決まる。