<水泳世界選手権>◇最終日◇4日◇バルセロナ◇男子400メートル個人メドレー決勝

 金メダルの期待がかかった萩野公介(18=東洋大)は、勝利した瀬戸大也から2秒08遅れの4分10秒77で5位に終わった。

 瀬戸のヒーローインタビューを待つ間、萩野は地べたに座り込むほど精魂尽き果てた。「もうちょっと、結果が良かったら、僕の体が動いてくれると思うんですけど…」。複数種目を泳ぎ終えた萩野は、そう話すと淡々とレースを振り返った。

 「ラスト50メートルのところで、体が止まってしまった。悔しいという思いが強いですけど、この悔しさがまた僕を強くしてくれると信じて頑張りたい」と出直しを誓っていた。